日本。
 公用語=日本語。
 日本語以外を話せる人口は少なく、アジア圏で最も英語が話せないという。
 そしてお隣中国。中国語を話せる日本人は当然もっと少なくなる。

 かくいう私も英語は「話せる」レベルではない。
 道聞かれたら答えられるかもしれないが、外国人観光客を見かけるとつい逃げてしまう。
 話しかけられるはずもないのだが、「話しかけられたら困る。」と逃げてしまう自意識過剰な私である。
 
 音楽というのは偉大で、言葉がわからなくてもカッコいいものはカッコいい。
 とはいえ、英語ならまだしもアジア圏の言葉はクセがある割にあまり日本で聴かれることが少ないのでとっつきにくい。

 そもそも日本でアメリカ・UK以外といえばもうK-POPのみといっても過言ではない。
 K-POPも聴かない私としては中国・韓国はアメリカやUK以上に遠いといっても過言ではない。

 しかし、音楽は国境を超える。音がカッコイイのは万国共通で通じる何かがある。

 今回なんと台湾のバンドでカッコいいのを見つけたので紹介したくて筆を取った次第だ。
 
 その名も

Elephant Gym

 Elephant Gym・大象體操・大きい像が体操する??(´・ω・`)
 名が体を表さない。バンド名からジャンルが全然わからん。

 2012年結成。元々高雄で結成し、一度台北で活動をしながらも、その後、また高雄に戻って、今も活躍するバンド。
 うん。土地勘が全然わからん。
 遠いのか近いのか、鹿児島と北海道位遠いのか、ここ名古屋と岐阜位の近さなのか、全然わからん。

 よし。国トークは諦めよう。
 どんな音楽家というとマスロック。ポストロックと呼ばれるバンド。

 ベースのリフから始まるオシャレ系テクニカルバンドといったところか。
 爽やかかつ情緒に訴えるフレーズにロックエッセンスもしっかり取り込んで単調にならない。
 そして4分を超えてようやく歌いだす。
 ベース、張凱婷(ティフ, Tif Chang)が歌う。
 
 続く2曲目、中途Midwayはしっかり歌ものだ。
 まったく言葉はわからない。
 が、音としてとても完成度が高く、ヘッドホンで聴いてるだけで体を揺らしたくなる。

 これは良質なバンドを見つけた。 
 バンアパとかtoe好きな人は絶対好き。

世界をまたにかけて体操する象

 台湾はもちろん中国、香港、マレーシア、シンガポール、そして日本でLIVEを行っている。

 2014年秋に東名阪でジャパンツアーを開催しソールドアウト公演が出るほどに大盛況。

 しかし2014年にデビューアルバム “Angle”をリリースした後、台湾ツアーの後に休止を発表し、ドラムのTu Jiaqinが兵役に。

 再結成の後2016年に再び来日。2018年にはtricotとも共演。

 「SYNCHRONICITY’18」や「りんご音楽祭2018」への出演など、日本での活動が本格化している。

 一生懸命日本語を勉強してきてファンサービスも充実。

 日本人が話す英語なんてこの1/3程度の巧さなんだろうな。
 そもそも英語どころか中国語も話せない人が多いこの国で音楽だけで支持を受けるElephant Gymがいかにすごいかが見て取れる。

 音楽は国境を超えるのだ。

幅広い表現力

 初期は歌のないインスト(歌なしの楽器のみの曲)を基調としながらも、近年はボーカルを取り入れることも多く、2ndフルアルバムではソウル、オルタナティブロック、シティポップ、などの影響を感じさせる。

 「音楽と日々の生活が対等であること」に重きを置いているのだ。

 そこには自由なで混ざりあった表現があった。
 マスロックとか特定のジャンルで表現できないオルタナティブな音楽がそこにある。

 しかし根底にあるのはtoe達のようなマスロック。ギターの張凱翔(テル, Tell Changベースのティフの兄)は
 東京事変、フィッシュマンズ、MONOSpangle call Lilli Lineenvyのようなバンドに影響を受けてきたと語る。

 ズブズブの親日家である。

 日本での訴求力も高まってる今、アジア圏のバンドもたくさん輸入されて欲しいと思う次第である。

 それでは!

おススメ音源

 メンバー自身が敬愛するtoeの美濃隆章氏をミックス・マスタリングエンジニアとして迎えた1stフルアルバム「ANGLE 角度」をリリース。
 日本と台湾の融合。

amazon CD

itunes DL

バンドサウンド特化型音楽レビューO.S.A.P.
Review Date
music
角度(ANGLE)
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