バカみたいにカッコいいバンドが
 いきなり何の脈絡もなく解散する。

 めっちゃくちゃ寂しくても受け入れるべき事実。
 そのバンドは当時のミュージックシーンを席巻していたはずだ。なぜかどこからも名前が挙がってこないけど。
 
 んでもって解散しちゃってもミッシェルとかさ、ブランキーとかさ、ハイスタとか(再結成したけど)SIAM SHADEとか今でも名前上がるじゃん?
 世間を席巻して出す曲出す曲全部ヒットするボーナスタイムみたいな状態でいきなりの解散。
 完全に伝説のバンド化。
 
 後述する解散時のインタビューでも「今が最高の状態だから」で解散してしまった。
 どう考えても先鋭的で衝撃的でシーンに影響を与えまくってた。

 今回紹介するのはそんなバンド。



FACT

 エレクトリック。スクリーモ。ピコリーモ。ラウド。ハイトーンボイス。挙句ドラムンベース。その全てを網羅して消化して昇華したようなバンド。
 少なくとも僕は衝撃だったよ。

 イントロから始まる電子音。能面の不気味な外見。英語詞のハイトーンボイス。ノリの軽いダンサブルなリズム。
 サビで一気にズドンとくる重いサウンド。ラストのDon’t you think SO??の内臓まで吐き出しそうなシャウト。

 ああ、クソカッコいい。「Don’y you think SO!!!!???」の連打がたまらん。

 ライブ映像と悩んだけど、MVを選んだわけなんだけどww
 ちょwオチw
 オチが盛大な下ネタwwそしてホラーww
 俺でも多分泣くwwサウンドガチなのにめっちゃオチャメww

名曲

 FACTといえば前述の『a fact of life』か『slip of the lips』の人が多いと思うけど、俺にとってはやっぱ『a fact of life』が衝撃で好きになったけど、デビューアルバム『FACT』を買って聴いたら1曲目がこれだった。

 イントロがカッコよすぎる。遠くで鳴ってるドラムンベース。突如始まるドラム。ドラムがカッコよすぎる。今だからわかるけどピックアップフィルインというらしい。クソカッコいい。

 デスボイスシャウトから入ってキャッチーなノリやすい歌。いきなりドラムンベースに戻る。ラウドな重苦しいリフになる。展開が目まぐるしく変わる。
 
 最後がまたダンサブルにフェードアウトしてく・・・卑怯だろこれ。
 a fact of lifeに届くまでめっちゃ時間かかったわ。

名作『FACT』

 アルバム『FACT』が名作過ぎる。
 前に2曲も入れといて実はFACTで一番好きなのはこの曲。

 シンプル。重厚なリフ。その3連符クソカッコいいっすね。また遠くから近づいてきやがって。地味にアルバムとこのMVと違うのもニクイ。ラストの落ち着くメロディアスなとこなんてアルバムにはないのに。
 そんなんカッコイイやんずるいやん。

でも解散しちゃったよ。

 2015年、惜しまれつつ突如の解散。
 理由をナタリーから抜粋。

―まず単刀直入に聞きますが、解散の理由から教えてもらえますか?―
Kazuki 結果から先に言ってもいいですか?
 今の俺らが最強にカッコいいからっす。
 その結果に至る過程は複雑なものがあり、これを語り始めたら全部載せられないくらいの量になっちゃうから。まとめると、バンドには結成理由があると思うけど、FACTは俺が19歳のときに始めたバンドで、単純にカッコいいからバンドをやりたいという気持ちでスタートして。カッコいい曲を作りたい、ライブが楽しい、その気持ちでずっと続けてきたんですよ。
 それでアメリカのバンドが好きだから、アメリカのレーベルからCDを出したいとか……みんなで共有できる目標が自然と出てきたんです。
 そして、うれしいことにそれが叶った。叶ったけど、結成16年目にして、目標を自ら探さないとその目標が見えなくなって。その結果、先に進むモチベーションがなくなったというか。
音楽ナタリー「全員で明かす、FACTの歩み&解散理由」より抜粋

 要約意訳すると「知名度上がりすぎて何やってもウケる現状と、やりたいことやりきっちゃってちょっと燃えつき」と聞こえる。
 グワーッとヤリたいことやって、ヤリまくって、「あれ、次どうするんだっけ」ってなるあの瞬間。
 FACTみたいな世界的アーティストと自分と比較しちゃいかんけど、なんかわかる。

今のメンバー

 そんなFACTも今、Adam、Tomohiro、Eijiの3名が元The Amity AfflictionのImranと「Joy Opposites」(ジョイ・オポジッツ)を結成し、Hiro、Kazuki、Takahiroの3名で「SHADOWS」を結成。
 どちらもFACTとは違う魅力で、どちらもかぶらない音楽性。
 これもやっばい。

 FACTを聴けば昨今流行りのラウドシーンの変遷が分かるかもしれない!
 それでは!

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