音楽というのは不思議で、好きな曲とセットで聴いていた情景や当時の自分の状況をセットで覚えていたりする。

 たとえばだ。
 この曲をヘビーローテーションで聴いていた時は誰々と付き合ってたとか、
 学生時代に皆で車でドライブしている時の定番曲だったりとか
 結婚式に選んだ曲とか。

 学生時代ドハマりして歌詞見ずに歌えるほどになった音楽は大人になっても色褪せないしずっと現役なのだ。

 若者に「今更○○かよwww懐古厨かよwww」とディスられようと自分にとってのその曲は神曲なのだ。

 てなわけで始まりましたね
 2018年11月10日ロードショー。
 『SOUNDS LIKE SHIT』

 どうにかして観に行きたい。
 
 1983年生まれワイ。

 ハイスタのボリュームゾーンは1995年から2000年。
 高校時代にMAKING THE ROADがアホほどバズり、猫も杓子もメロコア。パンク。
 ハイスタ派とモンパチ派で大戦争になったのだ。
 嘘です。大嘘です。どちらもハイパーモンスターバンドです。似てもないし。

 だが、世の中に星の数ほどあるハイスタ神格化記事。
 ワイも参入する。
 だってハイスタ好きだったもん。(今は昔のように「ハイスタしか聴かない」ほど尖ってはない。)

Hi-STANDARD

 俺がいかにハイスタが好きだったかという話を始めるとAIRJAM2000とMAKING THE ROADそれだけで1万字書きそうなので自重。

 シンプルに「ハイスタというバンドがいるんですよ」という記事をギュッと2000文字以内で説明したい。

 Hi-STANDARD。通称「ハイスタ」難波章浩(Vo/Ba)・横山健(Vo/Gt)・恒岡章(Dr)の3人からなるメロコア・パンクバンドである。
 代表曲は1999年に発売された4thアルバム『MAKING THE ROAD』に収録された【STAY GOLD】。

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 俺からすると今聴いてもめちゃくちゃイイし楽しくなっちゃうのだが、昨今の耳が肥えたキッズ達はどうなのだろうか。
 今のキッズはまず「テクニカルで上手」なことが大前提なのでシンプルなハイスタは物足りないのだろうか。

 1999年当時、携帯電話が普及し始めた位でインターネットで音楽を聴くなど発想もない時代。
 音楽の情報源はGLAYやラルクアンシエルのようにTVからが主だった。
 
 いわゆる「インディーズ」と呼ばれる大手メジャーレコードと契約して店舗や音楽番組(最近めっきり減ったね)に露出しないアーティストなだけで「マニアック・ヲタク」扱いされる。
 そもそもヲタクという言葉すらなかったからね。

 そんな時代で、ウェイウェイ大学生や音楽なんて流行ってればなんでもいいリア充までもが、ハイスタがカッコいいとハイスタを買い、聴き始めたのだ。

 まずこの時点で「ありえない事」が起こっていた。

AIR JAM

 1997年、ハイスタ主催でAIR JAM ’97というロックフェスティバルがお台場、レインボーステージで開催された。
 これは今現在日本を代表するフジロックと同年。1万人を動員。

 伝説のAIR JAM 2000では千葉マリンスタジアム3万枚が即ソールドアウト。

 AIR JAM 2000はマジで2回買った。当時VHSというテープ型のビデオが主流でしてね。
 あんまり巻き戻し再生を繰り返すと壊れるのですよ。(直し方も当時高校生にはわからんかった。)

 AIR JAM 2000のハイスタの映像はyoutubeになかったので98の模様を乗せときますね。

 録音環境だと思うが音が軽くて曲も軽快でなんかカワイイ。
 そう。昨今のようなシリアスさとか意識高い系のようなカッコつけもない。
 ただひたすらどこまでも軽快で楽しいのだ。

 このようなバンドは当時どこを見回してもいなかった。
 大人の力じゃなくて1万人を動員する。

 音楽は単純だ。平和なのに激しい。ポップなのにロック。速くて英語詞で楽しい。

 ハイスタにしかない何かがあった。キッズから大人までしっかり虜にした。

活動休止

 2000年のAIR JAM 2000の後、ハイスタは活動を休止する。
 その全貌は昨日、11/10公開のドキュメンタリー映画「SOUNDS LIKE SHIT」で明らかにされていることだろう。
 たぶんね。まだ観てないから知らないけど。

 不仲だったことも公言してるし予想以上の反響でナーバスになっていたことも事実。
 そんなこんなでカートコバーンはショットガンで頭を吹き飛ばしたのかもしれないが、ハイスタはしっかり復活した。

 
 東北大震災。
 日本中が衝撃を受けた大震災。
 
 この日本中が悲しみと自粛すべきという論調の中、難波と横山が2ショットを撮ったというだけで

 日本中が沸いたのだ。

 おかしいおかしい。ただの自撮り。
 そしてAIR JAM 2011の開催。
 またもや日本中が沸くのだ。

 3万人が東北を思い、3万人が東北を応援した。

 バンドというたった3人の音楽が日本を動かす。
 それほどの影響力。Hi-standard。

SOUNDS LIKE SHIT

 予定時数の2000字を突破しても終わる気配がない。
 とにかくハイスタは底抜けに楽しく、熱く、人間味に溢れ、ただ単純にカッコいいバンドなのである。

 小さいライブハウスというハコから始まって数万人に影響力を与える音楽。
 その軌跡がドキュメンタリー映画として公開されたそうだ。

 1991年8月の結成から5枚のアルバムをリリースしている。
1st 1994年6月30日 LAST OF SUNNY DAY
2nd 1995年11月1日 GROWING UP
3rd 1997年5月14日 ANGRY FIST
4th 1999年6月30日 MAKING THE ROAD
5th 2017年10月4日 THE GIFT

 どのアルバムも特徴に溢れているし似ている曲が一つもない。
 書きながら思ったのはどの曲も全曲差別化がはかられている。

 まぁこの中では確かにMAKING THE ROADとTHE GIFTはポップ性が高いといえるが、どれから入ってもハイスタの楽しさを満喫することができる。
 是非SOUND LIKE SHITを見る前に、このブログのyoutubeを見て、どれでもいいから1枚アルバムを聴いてから映画を見に行ってほしい。

 それでは!

おススメ音源

 10人中10人が名盤と認める『MAKING THE ROAD』STAY GOLDはやはりド定番でカッコいいが、
 dear my friendで友達にもう一度ありがとうと伝えよう。
 starry nightでロマンチックな気分になって
 mosh under the rainbowで世界中を好きになってほしい。

バンドサウンド特化型音楽レビューO.S.A.P.
Review Date
music
MAKING THE ROAD
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