巷で話題で売れる売れると言われつつ、なぜか売れてこなかったバンド。
 ダークホースでいきなりバズったバンド。
 着実に積み上げて知名度を上げていったバンド。

 どのバンドが一番売れるのか。

 個人的には着実なバンドが報われて欲しい。
 昨今売れてくるバンドにはある一定の法則がある。

・演奏がうまい。
・アイドルより外見がいい。
・結成10年位。
・ギターロック
・歌詞重視。

 当たり障りない法則だが、このクオリティが高い奴だけが売れる。
 特に昨今は「誰が聴いてもわかる演奏のうまさ」がないと土俵に上ることすら許されないように思う。

 そして年々バンドマンの外見はアイドルに近づいている。次の向井秀徳は売れてもマイナー扱いされてしまう世の中だ。
 ぶっ飛んでる奴は求められていない。

 今回これらを全て満たしているのだがいまいち抜きんでることができないバンド。
 そろそろ皆の耳に届いてもいいころだと思う。

Hump Back

 メキメキ売れてきて2017年末のバズリズムでも2018年バズる
8位にノミネートされた ガールズバンドだ。
 

 対して2019年。バズリズム。

27位

 おい。扱い。

 2009年に高校の軽音楽部より結成された大阪出身のアイドル路線ではなく、ちゃんと音楽として、バンドとして戦っているバンドである。

2018年6月20日、マキシマムザホルモンとかWinking Owlとかを擁するVapよりメジャーデビュー。
 1stシングル「拝啓、少年よ」
 ストレート直球ど真ん中青春ロックンロールである。

 ガールズバンドの先入観を覆す「バンドらしさ」溢れるバンドだ。

メジャーデビュー

 個人的にまだまだこんなもんじゃないと思っている。
 メジャーデビューするだいぶ前からHump Backの名前は聞いていた。
 そして2018年メジャーデビューした。

 だが、その前後であまり変わらない。
 すなわち売れているようで売れていない現実。
 yonigeの方がなんぼか売れていると思う。

 が、そのLIVEは秀逸そのものである。

 うん。
 ガールズバンドだけど、ガールズバンドのイメージを覆す全力感。
 めっちゃロック。
 バンドの真髄は間違いなくライブだ。

 yonigeと比較されることも多いかもしれないが、こちらの方がロックであるといえる。
 yonigeはもう少し優しい音で切ない世界。あとめっちゃ恋愛。
 
 ガールズバンドなんてどれも一緒とか思ってる輩にはHump Backを勧めたい。
 男のゴリゴリのロックは怖いし重い。ガールズバンドでは物足りない。
 Hump Backはメロディーと言葉に一体感があって、そんなワガママでニッチなあなたにピッタリハマること間違いなしなのである。

なぜか売り切れない

 と、ここまでベタ褒めしてきたわけだが、バンド界、音楽界全体で見るとHump Backはそのクオリティに対してあまり売れていないように思う。
 先ほども述べたようにyonigeの方が売れてるし解散したチャットモンチーほどの需要を得られず、SILENT SIRENみたいなわかりやすい美みたいな武器もない。

 そう。
 武器が少ないのだ。

 「女の子がガチのロックンロールをやる」という一見ブルーオーシャンに見えてめっちゃレッドオーシャン。
 並み居る強豪をちぎっては投げちぎっては投げているのだが、いくらでも湧いてくる競合。

 そりゃ厳しいよねと。

 曲はとてつもなく素晴らしいのにめっちゃもったいないのである。

この「悲しみのそばに」もシンプルな楽曲にロックンロールが鳴って、しっかり萌々子さんがカワイイ声で歌ってるし文句のつけようがない。
 ミディアムテンポの心地好いメロディに強さがあって。

 めっちゃ聴きやすい。

 youtubeのコメ欄見てもベタ褒めばかりなんだけど、アンチがあんまいない。
 ワンオクとかも洋楽意識だのなんだの言われまくってる、その振り切り感がHump Backにはあんまない。
 全方位味方。

 ポップとロックの中間。
 熱量の高いライブ。
 ガールズバンド。
 メロディの完成度の高さ。
 歌ウマい。

 売れる要素バッチバチだ。
 2018年、メジャーデビューしてある程度売れたし知名度も上がった。

 でも個人的に比較対象yonigeよりも売れると思う。

 売れて欲しい。

 それでは!

おススメ音源

 メジャーデビュー前の音源だけど2nd mini album “hanamuke”
 サラッと変拍子入ってたり、歌詞に10代みたいなドキドキ感が感じれたりバラエティー豊かな作品!

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