唐突だが恋愛において「ギャップ萌え」というテクニックを使う輩が一定数いる。

・「すごいお嬢さまの雰囲気だったのに、家に行ったら庶民的だった。ファミレスとかも普通に行く子だった」(33歳/商社・卸/事務系専門職)
・「頼りない印象だった彼が、仕事では完璧にこなしつつ部下を指導していたのにドキッとした。」(35歳/機械・精密機器/技術職)

みたいな。単純か。

 音楽が好きになる条件にも当てはまるところがあると思う。
 J-POP基準の人がアジカンやRADWIMPSみたいなロック聴かされたら良きにしろ悪きにしろギャップだ。

 例えばだ。J-POP基準の人間やエモは激しいものという先入観全開の人間が、
いきなり眩暈siren見かけたらギャップ萌えで萌え死ぬだろ。

俺は萌え死んだ。



眩暈SIREN

 こんにちはオサピーです。
 日曜の真昼間にサウンドも歌詞もクソ重たいバンドをご紹介。

 エモ・ラウド・スクリーモ・ピコリーモそっち系のゴリゴリな音楽。

なのに

 ボーカルは女性

 ヘヴィな全音符から入ってテンションの高いイントロ。手数込々のドラム。

 なのに吐き捨てるような感情レスなボーカル。

 まさかの女ボーカル。

 サビでも熱さを抑圧されたような声。
 Cメロで一気にキレイめなピアノ主役のメロディ。

「それでも幸せになりたいと嘆いてる。そんな自分が嫌いだ。」

 デスボイススクリームから突き上げる超高速ビートからの大サビ。

 もうね。ギャップの山を築き上げて一気にヤラれました。

顔は見せないスタイル

 メンバーの表情や顔が見えづらい撮り方。
 プロモーション意識しているというか

 単純に恥ずかしいかららしい。

 可愛い。

 この曲も声張るというより冷静。でもいきなり叫びだす。ギャップ萌え。
 女フロントマンならそれを押し出す風潮への逆行。ギャップ萌え。(違うか)
 ヴィジュアルで判断されたくないという後付け理由付きだが。
 
 ヴォーカルの京寺に至って黒いパーカーがもはや黒装束に見える。

 顔はどう頑張っても見えない。が、こんな感じか?

歌詞

 エモ・スクリーモの寄りのギャップたっぷりなサウンドも十分魅力だが歌詞も十分魅力だ。

 最近lylic videoが流行りだが眩暈sirenにもlylic videoが多い。それだけ歌詞に重点を置いている。
 どうとっても絶望だけどたまに強さと光が顔を出す。

「それでも本当は素直でいたかったんだ。もう自分から目を逸らすな。」
その嘘に近い

「今日も駄目だった明日こそはと眠る。そんな毎日が愛しい」
故に枯れる

「生きている」と そこに確かに 確かに在った 貴方は貴方だ それだけじゃ駄目か?
ジェンガ

眩暈SIRENと僕たち

 自分と向き合うこと、理想と現実のギャップを埋めるためにあがく僕たち。
 心が疲れてもそれでも歩き続けるが故に朝はやってくる。

 演者はかっこいいが発信者・提案者であって主役じゃない。

 主役はあくまで僕たち受け取り手。

 聴いて、感じて、考えて、また一歩歩きだす僕たちなのだから。

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