今回はあまりバンドマンになじみのない、リスナーの皆様方に伝えたい記事を書きます。
 ガチのバンドマンにとっては当然のことを書いているが、今一度初ライブの楽しさと今続けている奇跡を思い出して頂ければ幸いだ。

「バンドやってます。」というと80%以上の確率で
「へー。かっこいいっすねー。」と言ってもらえる。

 その流れで「〇日にLIVEあるんだけど、きっと楽しいから是非来て欲しいなっ!♪」と言うと
 80%以上の確率で、1000歩引いてから「行けたら行きますねー。」という言葉が返ってくる。

 安心してほしい。バンドマンは皆菩薩のような方々しかいないので来なくて怒ったりしない。
 その「行けたら行きますねー」の言葉で全てを察する。空気を読む力、レベルMAXだ。

だが同時にこうも思っている。

なぜなのか。

 まぁその理由もそれぞれに多々あって考えがあって仰っているのはよく存じております。別記事でまた盛大にディスらせていただきますので覚悟しやがれこの野郎。

おっとっと。

 スタジオで音を出して楽しむヤーツ・弾き語りでアコギで駅前で歌って楽しむヤーツ・カラオケ行って皆でワイワイするヤーツ
 皆すべからく音楽を楽しんでるしそのどれもが素晴らしい行為だ。

 だが、バンドに魅せられた僕たちはライブがしたい。LIVEで伝えたいのだ。曲を見せたいだけならyoutube・ニコニコ・soundcloud・itune・spotify様々な媒体がある。

 だが我々ロックバンドはLIVEにこだわっている。皆様に何かを伝えるためのLIVEだ。ライブハウスで2人しかいない虚空に自己満を垂れ流したいわけではないのだ。より多くの人に観てもらいたいし、楽しんでもらいたい。

 そのためにロックバンドはすべからくスタジオで練習を積み、いい曲を何曲も創り、曲順等のLIVEのストーリーを考え、皆に楽しんでもらうための場を構築する努力をしている。

 そう。君にも聴いてもらいたいのだ。
 君に楽しんでもらうために作った可愛い子供のような曲たちだ。




LIVEをスポーツに例えると

 なぜそこまでライブLIVEいうのかというと、スポーツでいうとライブは試合だ。
 スポーツやってる人は皆、レギュラー取って試合に出る事を最初の目標にするでしょ?新しいチームに入って練習してレギュラー取って初試合に臨む。

 初試合を経験して、何度も試合をこなして、成長してプロを目指したり、唯一無二のプレイヤーを目指したりするよね。

 社会人になっても野球とかサッカーとかフットサルとかやる人多いじゃん。自分が頑張って作りあげたそのチームをみてほしいじゃん。

あれと同じ。

 そしてバンドを組んでからスポーツででいう試合。バンドでいう初ライブまでの道のりは途方もなく長く、費用もかかる。
 今回はオリジナル曲のロックバンドがLIVEという媒体で皆様に音楽をお届けする初ライブまでの長い長い道のりをご紹介。

バンドを組んだら

 色々すっ飛ばしてメンバーが集まったとしよう!本当は「バンドを始めたい」と思ってからこの「バンドを組んだら」ここに至るまでも長い長い道のりがあるのだが割愛してまた別の記事に。

 まずは音合わせだ。初対面で、あるいは中学の同級生などで久々に会う場合でも、人間性と音楽は違う。初めての音合わせで期待値がギンギンに上がってたり目指す姿によってお互いが求めるクオリティが違うのだ。

 スポーツでいえば甲子園経験者がゴロゴロしているチームに未経験初心者が入っても扱いに困るし、逆も然り。初心者は巧い経験者に気を使うし経験者は他者のレベルにモヤモヤする。

 仕事を除いた個人の楽しみはレベルが近ければ近いほどいいが、お互いをリスペクトできる場合はこの限りではない。

 お互いをリスペクト出来ないバンドはいつか破綻する。

 音楽性が、趣味が合ってもスタジオに入っているうちに消滅するバンドもあれば、初音合わせでお断りになるバンドもある。

 この動画はスタジオで初めて聴いた楽曲の音合わせとしては良かった方だが、うまくいかないことも多い。
 私はドラムを始めて15年ほど経過しているが、今でもダメなバンドはダメ。採用に至らないこともあるし、ケンカ別れするバンドもある。続くバンドを見つけるだけで奇跡なのだ。

曲を創る

 初音合わせで一緒にやっていくことが決まれば曲を創っていく。
 作曲者が自分以外のパートも含めて全部作ってくる場合もあるし、その場で合わせる即興演奏で大まかな流れを作って各パート、演奏者が「ここをこうしたほうがいい」と形や味付けを変えていくパターンもある。私は後者が得意だ。

 場合によっては曲を創りながら足りないメンバーを、パートを募る場合もある。

 この動画はあまりにもパートが埋まらなくて数ヶ月で畳んでしまったバンドのベース募集の時の音源。
音源創っても集まらないこともある。

 そうして1週間に1度とか2週間に1度、一人1,000円~1,500円程度をスタジオ代として払いながら曲を創る。
 オリジナル曲のバンドだとバンドを組んで早くて半年、1年、長いバンドだと2年かけて初ライブまで創りこむバンドもある。

 半年で初ライブと考えると週一で1,500円、25週だが様々な理由で20週しかできないとする。30,000円。交通費20,000円(片道500円?)。4人編成だとして20万円。結構な金額である。

初LIVE

 そうやって作った自分達が「これよくね?」って創った曲を約5曲、30分位のストーリーを組み立てたら、ライブ出演を考え検討する。

 どのライブハウスでやる?どのイベントにしようか?曜日は?初ライブでもOK?ライブハウスへどうやって申し込む?

 などなど色々考える必要があるのだ。ノリと勢いで突っ込むこともできるが、割と上級者向けだ。
そして何より問題は

「出演料は自分持ち」

 パーティ券のノリで2000円×15枚くらいのチケットを渡す。現金をライブハウスに払う。チケットが捌ければ±0

 余れば買い取りというか、紙くず。

 チケット代、いわゆるノルマ制という、語りつくされている話題だが、今や初ライブのバンドにどれだけの人が金を出すのか。バンド仲間がいるバンドでも集客は苦しい。見てほしいがために無料で配るバンドもある。

 それほどまでにバンド界、特に社会人バンド界は過酷だ。

 個人的に観覧無料の野外ライブは賛成だが、ライブハウス等でチケット代が必要なLIVEでチケットを無料にする事には反対である。

 正当なサービスは正当な金額を払って初めて満足を得られると思っているからだ。「お願いします見に来てください」という気持ちがあると同時に、「無料にしてもらったサービスって楽しくなくない?」と思うのだ。「無料にできるほどクオリティが低いんでしょ」という気持ちをどこかに生んでしまう気がするのだ。

 オーディエンスは金を払った方が絶対に能動的に楽しめるし、何ヶ月もかけて、楽しんでもらうために作った君の楽曲の価値はそこまで低くない。
 チケットが2,000円だからって、オーディエンスは誘った君のバンドだけじゃなくて、同時に出演するバンドを3バンドとか5バンド、数時間も観れるのだから。

まとめ

 いかがだっただろうか。
 1000円~2,000円で、厳しい審査を潜り抜けて始まったバンドが、何ヶ月も、時には何年も時間と費用をかけて創った楽曲を、数時間観れる

ライブハウス

 僕がサポートしていたDANI CICHYは正式ドラムを探しつつ、ドラムサポートを招いて今もLIVE頑張ってます。
あえて自分が叩いてる時の動画選んでますけど。

彼ら【DANI CICHY】はH29/7/8(土)にBIG BOMBERS主催「超人オリンピック」にも出演します。

 音楽性の好き嫌いは置いといて、クオリティとしては悪くないバンドもいっぱいいますよ。
 是非ライブハウスに足を運ぶと新しい楽しみが見つかるかもしれません。
 クリエイターにとってのコスパが悪くても、リスナーにとってのコスパはすごくいいんです。

 ライブハウス通い超おススメ。

でわでわ!

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