アルバムタイトルを全29文字で統一し、楽曲名を全30文字で統一する変なバンドがいる。

 と、思いきや最新アルバムタイトルはまさかの1文字。楽曲タイトルも1文字。ファンを弄んでいるに違いない。けしからん。

 壮絶にディスろうと思ったが壮絶なドラミングとサウンドで「やっぱこのバンドカッコいいわ」と怒りすら消し飛んだ。

 そんなふざけたこのバンドは日本のインストゥルメンタル(ボーカルのない楽器隊だけの楽曲)のバンドとしてはかなり有名な部類に入る。

te’

 もうそのまんま。「て」と読む。
 バンド名の由来は「té japonais(テ・ハポネーゼ)」の略らしい。フランス語でお茶。
長すぎて却下されて頭文字のte’に落ち着いたというが、
 バンド名めちゃくちゃ簡単なのに

デビューアルバムタイトルは
「ならば、意味から解放された響きは『音』の世界の深淵を語る。」
私がte’を最初に好きになった曲のタイトルは
「夜は光を掩蔽し、幾多の秘密を酌み、さかしまな『夢想』を育む。」

 長すぎて覚えれねぇどころか読めねぇよ。
 当然の安定のコピーアンドペースト。覚えて転記ようもんなら絶対間違える。

 だが曲はイイ。
 te’のあれいいよねー。って話できねぇじゃん。って思ったあなた。
 実はte’の楽曲タイトルには『』で囲まれている部分がある。
 それが通称。te’のどれが好きー?と聞かれたら「夢想」。
 
 よく訓練されたte’の仲間。それが僕。オサピー。

結成秘話

 2004年結成。残響レコード代表取締役 河野章宏率いるポストロックバンド。

 te’を結成してCDリリースしようとしたときに周りの大人からは割と冷ややかな目を向けられていたが「自分でやってみよう」と10万円を元手にリリースしたら倍々ゲームで売れてしまった実力派バンド。

 うますぎて気持ち悪くなるようで聴きやすくて気持ち悪くならない。

 メンバー全員が「とにかくデカい音をバーッと出したい」という思いから始まっていて。その結果、歌の入る余地がなくて、インストバンドになったという。

楽曲の特徴

 繰り返すがインストバンド。楽器の良さを楽しもう。
 先に紹介したthe HIATUSに通じる部分があるようにも思う。

 すっごく乱暴にいうと細美のHIATUSからボーカルとピアノを抜いたらこうなる。

 よりロックに。よりテンション高く。

 インストだからこその壮絶な楽器のサウンド。ボーカルを立たせるために楽器隊が引くところ引くのが暗黙のルールだが、全員常に前に出続ける駆逐戦車のようなバンド。

 だが実際には精密機械のような正確で繊細なタッチが魅力。

 個人的にはやっぱりこのドラムを聴いてほしい。
 ポストロック、ことte’についてはドラムが顔。
 ドラムがいいバンドは間違いがない。

ドラム

 先回のDANI CICHYと比較するのもアレだがte’のドラムがどんどん変わって面白い。
 tricotも常にサポートドラム態勢だが最近同じバンドでもいろんなドラムの癖を聴けるのも面白いなと思い始めた。
 自分はまだずっと同じところで叩き続けたいが。

 2015/3に正式ドラマーだったtachibanaが一時脱退。あくまで一時的なものとのことだ。

休止と言っても出口は明確に見えています。必ず戻ってきます。
今レコーディングしている作品を出発点にして。
音楽ナタリーより引用

 そして初代ドラマーyokoがサポートを務めたのち、元ELLEGARDENでthe PREDATORSの高橋宏貴が現サポートドラマーだ。

ガレージっぽくもあり、古き良きロックンロール臭。
ストレートな3ピースバンド。

 こんなとこにもいたのね、高橋さん・・・
 んでELLEGARDENとかthe PREDATORSとかの割とシンプルドラミングだった高橋さんが・・・
 あの高橋さんが・・・

 完全にte’の壮絶なドラミングを継承している。
 プロってやっぱすっげーな。そりゃ俺だって楽曲によって変えるけどさ。
 振り幅半端ねぇ。

te’の今後

hiro:こういうバンドが『ミュージックステーション』とか『紅白歌合戦』に当たり前のように出ていたら、いい国だなって思うんですよね。「歌」がないのに『紅白歌合戦』に出たいですね(笑)。いや、でも本気でそう思ってます
CINRA.NETより引用

 と語るte’。すごく同意します。ポップも・ロックも・ジャズも・演歌も普通に流れる時代が来たらいいなぁ。
 とりあえずアイドル満載の地上波には飽きたのさ。

おススメ音源・・・やっす(笑)

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