2045年にはシンギュラリティでAIが人間を追い越すと話題です。
実際テクノロジーは毎年のようにイノベーション、所謂技術革新が起こってワクワクする。
例えば、次世代高速通信規格「5G」も1年前倒しの2019年商用化が濃厚。来年だよと。
通信速度LTEの1000倍、遅延1msecで遠隔手術とか遠隔運転とか平方キロあたり端末100万台の多数同時接続できるんだって。
ほとんどSFが目の前。
じゃあ音楽においてのイノベーションとはなんだろうか。
どのジャンルにも当てはまらない、いわゆる「オルタナティブ」バンドにフォロワーバンドが多数現れて一大「ジャンル」を築くことではないだろうか。
今回のレビューはそんな一大ジャンルを築いた偉大なバンド
Saosin
昨今の日本での「ラウドロック」ブームは目を見張るものがあるが、近い世界観で「スクリーモ」が一部で音楽シーンとして台頭していた。
その「スクリーモ」の火付け役として名高いのがSaosin。『サオシン』じゃないよ。『セイオシン』だよ。
ONIORNは『オニオン』じゃなくて『オニオーン』だよ位の違い。
スクリーモの定義自体はGravity Recordsというレーベルがこのジャンルの演奏スタイルでスクリーモを定義付けたとのことだが、なぜか日本ではセイオシンがスクリーモ代表として名高い。
さてさて、セイオシンが扉を開けたスクリーモとはこんな曲。
静かに始まるイントロからAメロ、サビでドーンと重厚なサウンドがきてクリアなボーカルと『without you!』のとことかで叫ぶコーラスが特徴。
この静と動と感情的なボーカルと叫ぶコーラス。エモ+スクリーム=スクリーモと呼ばれた。
後のStory of the yearとか日本だとcrossfaithとかがスクリーモ枠にくくられる。
俺が愛してやまない系の音楽。
seven years
先ほどの動画は2007年のLIVEの模様。2004-2010にボーカルを務めたCove Reber の時代。
Saosin自体は2003年に結成されたバンドでseven yearsもAnthony Greenがボーカルで2003年リリースのTranslating the Nameのリードトラック。
つまりSaosinの代表曲ともいえる先ほどの【seven years】をはじめ、人気が火が付いた時のバンドの顔、ボーカルはAnthony Greenだった。
そして2010年にCoveも脱退。バンドは活動休止を余儀なくされるが、
2016年、まさかのAnthony Greenを再びバンドに迎え、復活。
お時間があれば冒頭のseven yearsのオリジナルPV版=Anthony Greenがボーカル版と聴き比べてもらえばと思うが、パワーアップして帰ってきた感ある。
イイ感じに楽器隊の重厚さとボーカルが分離してお互いの存在感が高まっている。
つまり素晴らしい。
今何してるの?
2016年、Anthonyの13年ぶりの復帰とそれに伴う7年ぶりのSaosin復活に湧いた日本だが、2018年も4ヶ月も過ぎて今Saosinが何してるのかというと
全然わからん。
海外の公式HPを見ても2016年の【Along the Shadow】から変化なし。
Tourも今してないみたいだし、ライブ情報すら載っていない。
強いて言えばAnthonyが4/25の海外記事で
The guys in Saosin are all busy, all working – they have full-time work away from the band.
と語っている。まさかの社会人バンド、Saosin。
が、twitterを観る限り時々LIVEしているらしい。ちょっと安心。
Tweets by Saosin
そして実はボーカルのAnthonyは『Circa Survive』という別のオルタナバンドを組んでいて、今ツアー真っ最中で9月まで忙しいらしい。
これが終わればSaosinの番かな?
30代のおっちゃんにはなったがSaosinのガツンとくるスクリーモを復活記念アルバム【Along the Shadow】で予習しながら首を長くしながら待ちましょう。
それでは!
おススメ音源
アンソニーの復活音源【Along the Shadow】もいいけど、やっぱり初期アルバム【Translating the Name】ですよね!
