ごきげんようおまえら。

 元気してますか?今日も元気にポジティブ演じてますか?

 今日俺はいいことがあったよ。

 でもやっぱりどこか寂しかったり不安だったりするよ。

 「今日も元気に生きましょう」
 「今日もポジティブに行きましょう」
 「前を向いて行きましょう」
 「上を向いて歩こう」

 その反対語は
 「ネガティブでいてはいけません」
 「ネガティブからさよならしよう」
 「否定的な考えは良くない」
 「後ろ向き人生回れ右

 これ系の人達からにじみ出るある種の気味悪さ。
 意識高い系からのビジネス勧誘。
 成功したければ笑顔で高級な写真と共にセレブを演出せよ。

 そしてそれを「すごいね」とありがたがる人達。 

 俺には奴らが感情の欠落した洗脳された人々に見えるのだ。

 楽しい事もあれば疲れることもあるし、嬉しい事があれば虚しくなることもある。
 悲しい事が続けば自己防衛のために感情が動かさず無表情を貫くこともある。

 あいつら楽しくて嬉しいことしかないからな。
 あんまり気持ち悪いからfacebookのコミュニティはそっと脱退しました。

 多分国策で日本がマズい方向に向かってる事から目を逸らそうとしてるんだ。そうに違いない。
 突然の陰謀論。

 今回は地上波と街やショッピングモールで流れるBGMでは聴けない音楽。
 いわゆるダウナー系。後ろ向き。

 そのアーティストは



urema

 2011年結成2017年4月解散。
 世の中流行は攻撃的なサウンドか安定供給されるポジティブなあいつらだからな。
 彼らがにっちもさっちもいかなくなるのは自明の理かもしれない。

 でもすごく刺さるアーティストだった。

 俺は彼らは完璧だと思う。映像・サウンド・ボーカル・歌詞。
 全てが美しく、全てが主張している。

記憶さえも確かな
記録さえも消えて
こわくなって 手を伸ばして
音さえも消えて

 寝ているときに見る夢のような、悪夢とも日常とも取れないただポッカリと胸に空いた虚しさを感じる。
 ただの1曲で感情を殺すバンド。

類稀な演奏力

 こういう暗い人生観を歌うバンド筆頭としてはsyrup16gが有名で、俺もいつまでたっても好きなバンドベスト5の一つにはいってるんだけど、syrup16gは言ってみれば五十嵐のバンド。
 五十嵐を支えるドラムのお兄さんとキタダマキ。

 だがuremaは3ピースながら全パートが主張する。
 全パートが複雑に主張しながらボーカルのNagaeがそれを超えて主張。

 この曲調でハーフタイムシャッフルの変形ブッこんでくるのなんてAshiharaくらいのもんだし、Takahashiのベースの押し引きの秀逸さ。弾きまくるのが好きな人は「ピアノのある部屋」という曲はベースがえげつない。
 エコーがかったギターとどこまでもクリアなボーカル。ボーカルの悲壮感がすごい。悲壮なのにキレイ。

 泣くとかじゃなくて胸が締め付けれる。

いつか忘れたって
気付かないように
最後の部屋で君が笑ってた
ぼくらは
いつか
笑ってた

儚く解散

 冒頭にも話したが2017年、つまり昨年解散。
 クオリティ高いアーティストだと思うんですけどね。
 公式HPに解散理由として以下のようにある。 

「白日の隅」でuremaとして表現すべきテーマはやり遂げたという想いがあり、
バンドの延命のために無理矢理新しいテーマを探すのはuremaらしくないと感じたのがその理由です。

やり切っちゃった「白日の隅」から1曲目の「月がいない」

気付いたらぼくの目は開かなくなって
瞳子いわもうきっと開かないままで
鮮明な景色はうつろに変わって
言葉の意味さえもう思い出せない

 これを読んでくれているあなたがどう感じているかはわからないが、この「月がいない」の壮大さと重厚さはLIVEじゃなくても普通に音源でゾクッとした。

 オープニングとラストのつながりがヤバい。途中ネタに走らなければ・・・

クリエイター達

 解散時のベースのコメントで

現代において音楽の金銭的価値はもはやなく、流れているのが当たり前の、
空気のような存在になっていると感じることは非常に多く、
逆に言えば、音楽はそういった金銭的な縛りから開放されつつあり、
昔のようにプリミティブなものになりつつあるのではないか、というような気もしています。

 と書かれていた。
 非常に耳が痛いが自分自身uremaのLIVEに行ったことはない。
 uremaがいいよねって言うのも今回初めて。

 本当は紹介しているアーティストも全てLIVEにいって金銭的報酬を払いたいが、実際余裕があるわけでもなく、あーだこーだと理由をつけていかず、買わずに過ごしている。
 カッコいいとおもうアーティスト全部の音源やらLIVEやら行ってたらさすがの俺も破産する。

 このバランス感覚、多くの人にとってもそうなんだとおもう。
 せめて多くの人に聴かれれば金銭的報酬にもつながると信じ、ブログでの発信を続けているが、屁のツッパリにしかならないのも知っている。

 アーティストが一部の有料コンテンツを購入してくれる人たちに支えられている。
 もちろん無料コンテンツで喜んでいる人々もアーティストにとっては大事。
 でもそれじゃ生活できないよね。

 多くのアーティストがアートで生活したり、結婚したり、子供を大学に行かせたり、車とか家とか人並みの生活ができる世界が見たい。

 一般大衆に媚びて媚びた曲を作るアーティストはいるが、uremaのようなニッチなターゲットはどうしても厳しい。
 より多くのアーティストが人並みに生活できる世界。
 その答えを持ってたら是非教えてほしい。

 それでは!

おススメ音源

 やりきっちゃった・出し切っちゃった「白日の隅」はこちらから

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